深町 知宏

自己紹介

大学院の修士課程を中村研究室で過ごし、現在は気象庁で働いています。
気象庁では、予報部で洪水関係の業務を担当したほか、地震火山部では地震や津波に関する業務も経験しました。

研究テーマ

大学院では、オホーツク海高気圧の形成過程について研究しました。オホーツク海高気圧は春から夏にかけて出現し、東北日本に冷夏をもたらすなど、日本の気象に大きな影響をもたらします。
オホーツク海高気圧が強くなる時には、上空でブロッキング高気圧が形成されますが、その形成過程が時期によって異なることや、上空の高気圧と地上の高気圧がどのように結びついているのかなどを、過去データを用いて解析しました。

中村研での経験

週に1度程度、研究室の皆で集まって進捗発表会をしていたのが記憶に残っています。
時には夜遅くまで議論が続き、お腹がすいて大変だったこともありましたが、先輩や後輩の研究内容を聞くことができ、多くの知識を得ることができた貴重な時間であったと思います。
こうしてできた研究成果は、新聞にも取り上げてもらえることとなり、とても嬉しかったのを覚えています。

後輩へのメッセージ

異常気象や気候変動は、大気の動きを地球規模で見なくてはいけません。それはとても難しいことですが、その分やりがいはあると思います。