Functions/ezfftf_n - NCL tips

配列の指定した次元についてフーリエ変換する関数。ezfftfにおいて行われるフーリエ変換は最も右の次元についてだが,次元の順番を入れ替えるのは面倒な場合にはこっちを使うと良い。

a = ezfftf_n(x, dim)

〔入力変数〕

x

フーリエ変換したい配列。未定義値はない方が望ましい。また,長さが2の累乗である必要はない。

dim

xのフーリエ変換を行いたい次元。例えば,x(time,lat,lon)の時間に対してのフーリエ係数を求めたければ dim=0 とし,経度に対するフーリエ係数を求めたければ dim=2 とする。

〔出力変数〕

a

入力した配列xのdim番目の次元について計算したフーリエ係数。xがdouble型の場合にはdouble型,それ以外の場合にはfloat型として返される。例えば,xが[NT]x[NY]x[NX]の配列に対してdim=1を指定した場合,aは[2]x[NT]x[NY/2]x[NX]の配列となる。最も左の次元の0番目が実係数(cosの係数),1番目が虚係数(sinの係数)を表す。xに未定義値を含む場合には,その部分を含むフーリエ係数が未定義値となる。

また,aのattributeとして以下が返される。

@xbar

フーリエ変換の定数部分,すなわち平均値。あるいは直流成分とも言える。上の例の場合,長さはNTxNXである。

@npts

フーリエ変換した元の配列の次元の長さ。上のNYにあたる。


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