NCL tips のページへようこそ †このページは,主に大気海洋分野で用いられるデータ解析・描画ツール NCL (NCAR Command Language) の使い方に関するページです。 もともとは2015年3月に東京大学地球惑星物理学科の4年生有志(メンバー)で行った「NCLセミナー」の資料をまとめたもので,Web上に日本語で書かれた情報が少なかったので公開しました。 NCLとは †NCL (NCAR Command Language) は,アメリカ大気研究センターNCARで開発されている大気海洋分野のデータ解析・描画ツールです。NetCDF3/4をはじめとして,binaryやASCII,GRIBなど,幅広いデータ形式に対応しています。 NCLの現状と今後について †2019年,NCARより将来の大気海洋研究のためのデータ分析ソフト開発の言語としてPythonを採用した旨,また予算やスタッフの減少も相まって,今後NCLの開発を続けることが困難となった旨が発表されました。今後は,Geoscience Community Analysis Toolkit (GeoCAT) プロジェクトによって,NCLの機能のPythonツール(PyNGL,PyNIO,wrf-python,GeoCAT-Comp)への移行が進められるとのことです。一方で,以降NCLの開発プロジェクトは凍結されることになりました。ただし,これはあくまでもNCLの新しい開発が終了することを意味しており,NCLが直ちに使用できなくなったり,NCLを継続して使用するためにPythonの習得が必要となったりするわけではありません。 詳しくはこちらをご参照ください。
いちNCLファンとしては,このような発表は少し残念なところもありますが,将来を見据えたツールの開発という観点からは致し方ないことです。それでも,直ちにNCLのユーザーがいなくなるわけではないですし,私(関澤)自身もしばらくはNCLに頼るつもりですので,このサイトの維持は継続します。
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