Functions/ftcurv - NCL tips

スプライン補間を行う関数。

yo = ftcurv(xi, yi, xo)

〔入力変数〕

xi

yiの最も右の次元に対応する座標値。yiが多次元の場合,すべて共通のxiを1次元配列で与えることもできるし,最も右の以外の次元に含まれる各点に対応する,それぞれ異なる最も右の次元の座標値をyiと同じ大きさの配列で与えることもできる。

yi

スプライン補間を行いたい値。最も右の次元について行う。

xo[*]

スプライン補間した先の座標値。1次元配列で与える。外挿を行うこともできるが,結果には要注意。

〔出力変数〕

yo

yiがスプライン補間されたもの。最も右の次元の長さが,xiの長さからxoの長さに変わる。



この関数はFitgridパッケージを呼び出す。スプライン補間の制御パラメータはftsetpで設定することが可能であるが,良く分からなければ結果に注意しつつデフォルトの値を用いればよい。設定できるパラメータは以下の4つ。

sig

テンションを指定するパラメータ。大きな値ほど折れ線に近づき,0に近いほど3次スプラインに近づく。デフォルトは1である。

sl1, sln

最初の点と最後の点での曲線の傾きを指定するパラメータ。

sf1

設定されたsl1やslnの値を使用するか,内部で計算するかを制御するパラメータ。デフォルトは3である。

0:sl1およびslnを指定した値とする

1:sl1を指定した値とし,slnを内部で計算する

2:sl1を内部で計算し,slnを指定した値とする

3:sl1およびslnを内部で計算する


下の図はsigの値による曲線の違いを示す。黒線が元の折れ線(yi)で,様々な値のsigに対応する曲線(yo)が色を変えて表されている。

ftcurv


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