9点スムージングによる空間平滑化を行う関数。smth9と同じだが,もとの配列のメタデータを残したいときにはこれを使う。
y = smth9_Wrap(x, p, q, wrap)
〔入力変数〕
x
平滑化されたい2次元以上の配列。最も右の二つの次元について9点平滑化が行われる。未定義値を含んでいてもよい(@_FillValueが正しく設定されていること)。
p, q
平滑化の強さに関するパラメータ。p = 0.5 とすることが推奨される。q = -0.25 で軽い平滑化,q = 0.25 で強い平滑化となる。q = 0 では5点スムージングとなる。
x1 x8 x7
x2 x0 x6
x3 x4 x5
上のような配置のとき,
y0 = x0 + (p/4) * (x2+x4+x6+x8 - 4*x0) + (q/4) * (x1+x3+x5+x7 - 4*x0)
wrap
論理型の変数。Trueとすると最も右の次元についてCyclicに扱われる(すなわち,例えば全球データの場合に経度の境界で欠損にならない)。
〔出力変数〕
y
平滑化されたxと同じ大きさの配列。