使い方 — ローカル運用

手元の PC で ClimCanvas を動かし、同じ PC のブラウザで操作する場合の手順です。インストールがまだの場合はインストールを、研究室サーバー等で動かす場合はリモート運用を、1台の PC に複数人で接続する一時的な利用の場合は演習・デモ運用を参照してください。

LOCAL

ローカル運用

アプリもブラウザも同じ PC で完結。個人利用の基本形。

1. アプリの起動方法

依存ライブラリを入れた Python 環境 (インストール 1.3) を activate してから、ClimCanvas のディレクトリで streamlit run を実行します。

# $IDIR = インストール先ディレクトリ (インストールのページ参照)
$ conda activate 環境名 # 普段の解析環境 (インストール1.3)
$ cd $IDIR/climcanvas
$ streamlit run app.py

起動するとブラウザが自動で開きます。開かない場合は、ターミナルに表示される URL (通常 http://localhost:8501) を自分で開いてください。終了はターミナルで Ctrl+C です。

初めて起動したとき、画面右上に Streamlit の「Help agents write better apps」というカードが出ることがあります。ClimCanvas の機能ではなく、「Don't show again」で閉じてかまいません (FAQ)。

他のポート番号 (例: 8080) で起動したい場合は、ターミナルで以下のオプションを指定して実行します。

$ streamlit run app.py --server.port 8080

起動後の netCDF ファイルの読み込み方 (パスの指定・「参照...」・「許可ディレクトリから選ぶ」・経緯度が別ファイルのデータ) は、使い方「2. ファイルの読み込み」を参照してください。

2. 進行中の作業 (セッション) の保存と復元

セッションファイルは、読み込んだ netCDF のパス・パネル構成・描画設定など画面の設定一式を 1つの JSON ファイルにしたものです。作業を中断して後日再開するときや、同じ図を作り直すときに使います。

保存方式は2つありますが、ローカル運用ではアプリとブラウザが同じマシンなので、どちらも自分の PC に保存されます。違いは置き場所と復元の手間だけです。復元 (「セッション復元」) も保存 (「保存」→「セッション」) も「PC (青) / アップロード・ダウンロード (オレンジ)」の対のタブに分かれており、編集中のセッションの由来は、図の上の同じ色のバナーでいつでも確認できます。

方式 A: PC 内に名前を付けて保存

  1. 保存: 「保存」→「セッション」→「PC へ」タブから。
  2. 復元: 「データ・セッション読み込み」→「セッション復元」の「PC から」タブより。

保存・復元の挙動は、設定ファイルの session_dirs (設定ファイルの詳細) の有無で変わります。

  • session_dirs の指定が無い場合 (デフォルト): 保存先は ~/.climcanvas/sessions/ の1箇所に固定です (フォルダは初回保存時に自動で作られます)。「保存先ディレクトリ」の選択肢は1つだけで、復元側にはディレクトリ選択自体が表示されません。
  • session_dirs を指定した場合: 保存先の候補を複数登録でき、保存・復元の両方でディレクトリを切り替えられます (復元側にも「ディレクトリ」選択が現れます)。プロジェクトごとに保存場所を分けたいときに便利です。

方式 B: アップロード・ダウンロード

  1. 保存: 「保存」→「セッション」→「ダウンロード」タブの「セッションの保存」ボタンで保存。保存先はブラウザのダウンロード設定に従います。ファイル名は自由で、保存時に付けても保存後に変えても構いません (復元は任意の名前のファイルで行えます)。
  2. 復元: 「データ・セッション読み込み」→「セッション復元」の「アップロード」タブより、その JSON をアップロードします。読み込み後はアップローダが「読み込み済み」表示に変わり、差し替えたいときは「別のセッションファイルを読み込む」を押してから再アップロードします。

復元時の注意