気候系のhot spot:熱帯と寒帯が近接するモンスーンアジアの大気海洋結合変動 - 文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究 平成22年度~26年度

レポート:学会参加報告

「2014 Ocean Sciences Meeting」参加報告

  • 日時:2014年2月23日-28日
  • 場所:Honolulu (アメリカ)
  • 報告者:井上 史也(北海道大学大学院理学院 博士前期課程2年)

2014年2月23日から28日にアメリカのハワイ州ホノルルで行われたOcean Sciences Meetingに参加しました.この会議は2年に一度アメリカで開催され,海洋について行われる学会では世界最大規模の会合です.会議では物理だけでなく化学や生物といった海洋に関する全ての研究について、口頭発表やポスター発表が行われます.ハワイは時差が19時間あり,札幌からは約10時間かかります.ハワイは暖かく,私が住む札幌との気温差は約30度でとても暑く感じ,慣れるまで少し大変でした.またハワイでは至る所に日本語が見られ,初めて国際会議で発表する私にとって発表以外のことを気にすることなく発表に集中できる素晴らしい環境でした.

私が発表したセッションは大気海洋相互作用についてのセッションで,私は北大西洋および北太平洋上の非断熱加熱が夏季の対流圏上層の大気循環に与える影響についてポスター発表を行いました.国籍を問わずたくさんの研究者の方と議論を交わすことができ,研究においてだけでなく今後の人生においてもよい経験となりました.また,世界最大規模の海洋についての会合ということで,会議全体の発表内容は多岐に渡っており,私にとってなじみの薄い分野の発表も多数ありました.普段の研究生活では触れることが少ない研究にたくさん触れ,また学会での闊達な議論を拝見することでさらに知的好奇心が強まり,研究に対するモチベーションが一段と向上しました.

ポスター発表の様子

ポスター発表の様子


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