気候系のhot spot:熱帯と寒帯が近接するモンスーンアジアの大気海洋結合変動 - 文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究 平成22年度~26年度

レポート:学会参加報告・賞金使用報告

2013年度学生ポスター優秀賞受賞賞金の使用報告

  • 日時:2015年1月4日-8日
  • 場所:Phoenix, Arizona
  • 報告者:西川 はつみ(三重大学大学院生物資源学研究科 博士後期課程3年)

014年1月の第4回全体会議のポスター発表において,ポスター賞をいただきました。受賞の際にいただいた賞金を,95th AMS annual meetingの参加するための旅費の一部として使用させていただいたので,ご報告いたします。 2015年1月4日~8日にアリゾナ州のフェニックスで行われた95th AMS annual meetingに参加し,『13th Symposium on the Coastal Environment:Air-Sea Interaction and the Coastal Environmental 2』にて発表をしました(下図左)。発表は,ラジオゾンデ観測から明らかとなった,オホーツク海千島列島周辺のcold SST spotが形成するメソ高気圧に関する内容で,2014年7月にJGR-Atmosphere に受理されたものです。4回目の国際学会で,初の口頭発表をさせていただきました。これまでに味わったことのないくらい緊張をし,課題も多く残りましたが (特に英語力),非常に良い経験になりました。この経験を踏まえ,国際学会での口頭発表にもどんどん挑戦していきたいです。また,開催期間中ほぼ毎日Air-Sea Interactionのセッションがあり,興味深い内容をたくさん拝聴させていただきました。自分の研究に関連する点,研究を進めていくうえでのヒントになる点,非常に勉強になりました。

今回初めてAMSに参加し楽しかったことの1つに,1月4日(日)に同会場で行われていた『Weather Fest』です。様々な地学の実験が体験できるブースが設置してあり,多くの子供たちで賑わっていました(下図右)。来場していた子供たちがとても楽しそうに実験を見学・体験していて,こういうイベントを通して気象に興味を持つ子供が増えるのは素敵なことだと思いました。私は現在三重県の高専で地学の非常勤講師をさせていただいているので,Weather Festで行われていた実験を参考に,少しでも多くの人に気象に興味を持ってもらえる授業がしたいと感じました。 最後に,観測や様々なコメント・アドバイス等をいただいた新学術領域研究HotSpotの皆様のお力添えがあったからこそ,ポスター賞をいただくことができました。改めて御礼申し上げます。今後も,大気海洋相互作用研究に邁進していきます。

slide WeatherFest
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