地球温暖化と日本の気象

キーワード 「地球温暖化」

IPCC第4次評価報告書によると、地球温暖化に伴って21世紀末には20世紀末に比べて全球平均気温が1.1〜6.4度上昇すると予測されています。その影響は単に気温が上がるだけでなく、日本の気候を特徴づける現象の性質が変わると考えられています。現在、日本を含む世界の様々な機関が将来気候を予測するために「気候モデル」を開発しています。私たちの研究室は、このような気候モデルのシミュレーション結果を総合的に解析し、より信頼性の高い日本周辺の気候の予測を得るためのプロジェクトに参加しています。
下記はそのプロジェクトの研究成果を分かりやすく解説したパンフレットのPDFです。
上記のパンフレット中、「春一番」の将来予測の項が私たちの研究室の研究成果を主に反映したものです。気候モデルのシミュレーション結果を調査することにより、春の訪れを知らせる「春一番」が今よりも早く吹くことを予測しました。



この他にも、夏の猛暑や冬の寒波をもたらすメカニズム、太平洋高気圧、梅雨・秋雨などについて現在研究を行っています。